調整中

csc

メディアアートの展示は初日に行け」という暗黙の了解がある。壊れるからだ。むしろ壊れない作品には、後ろめたさや疑わしさ、不自然さすら感じられる。

作品が壊れると、決まってどこからともなく現れるのが、調整中だ。まるでバンクシーのように唐突に、巧妙に、壊れた作品に自身のサインをタギングし、作品を乗っ取っていく。乗っ取りは美術館やギャラリーに限らない。デバイスなら誰彼構わぬといった模様。むしろ、生活圏でこそ彼の作品をよく目にする。

自分はそんな調整中のコレクターで、今春までに30点を集めている。よかったら見てみてほしい。https://www.instagram.com/chou.seichu/

アルカリ電解水パワー

職場の居室のドアが前任者たちの手垢で汚れていて、この5年間ずっと嫌だったんだけど、洗剤でも落ちず、メラミンスポンジで擦っても落ちずで、もう仕方ないと諦めていた。が、ふと買ってみたアルカリ電解水でスパッと落ちたので仰天である。オフィスチェアのヘッドレストについた皮脂汚れも、作業机の焦げ跡も、アルカリ電解水を散布して雑巾で拭ったら、ばっちり綺麗になった。だ。PH12以上と強力すぎるから防備は必須で用途も限られるけど、300円しないのだ。買って良かった。

ガシ、ボキー

先日、1年ぶりに帰省した。帰省したとはいえ、年度末は年度末でやるべき仕事があり、オンラインで参加する会議もあって、移動しない日は両実家の元子供部屋に篭って、椅子代わりの布団の上でパソコンの画面と向き合っていた。

そんな帰省でも、良かったことはあった。まず、従兄弟の子供たち(8歳)が自分の子供(3歳)と遊んでくれたこと。自分も優しい従兄弟たちに遊んでもらえたことを思い出して、ありがたさに感動した。次に、弟が唐突に「ガシ、ボキー」と言ったこと。今年のM-1で一番面白かったトム・ブラウンのネタを、弟も好きだったことが知れて、端的に嬉しかった。

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最後に、帰省の道すがら、運転する自分の眠気をはらすため、車内で子供がいっぱい歌ってくれたこと。自分も子供の頃、父のためにそれをした記憶がある。