創作のための道具は、なるべく所有したい

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創作のための道具は、なるべく自分で所有したい。何故なら、何かを作る時に、誰かの許可を得たり、手続きを踏んだり、気を遣ったりするのは、創作の楽しさをスポイルするからだ。

一昔前の3Dプリンタは、大昔のコンピューターと同じだった。しばしば資金力のある人間の、権勢を高めるための道具でもあった。職場の上司がそういうタイプだと、かなりクリエイティビティが消耗する。それが今やノートパソコンを買うくらいの手軽さで、個人が所有することができる。使用権が自分の裁量下にあるだけで、ものづくりの手間が格段に減る。

創作の道具を所有すると、新しい自由が得られたような気がして、どこか晴れ晴れしい気持ちになる。ただの購買活動なのに、一種の善行を果たしたかのような錯覚すら感じる。自分で現金を張ったぶん、使いこなそうという必死さが生まれるのも良い。だから自分は、自分で所有する道具を増やしていきたい。

さて、ここからは蛇足。

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シンガポールのスーパー銭湯で元気になった

春から夏にかけて精力的に活動したら、お盆あたりでヘトヘトになった。はやいとこ調子を戻したいなぁと考えて、思いついたのがサウナだった。というのも、著名なニートが書いた「ひきこもらない」という本に、サウナの良さが力説されていたからだ。

年中ダルそうにしてる人でも元気になるんだから、その効果は絶大だろう。そう思ってシンガポール島内のサウナをネットで探してみた。ローカルのサウナは、どこか性的な匂いがして、ちょっと不安。なので日系のスーパー銭湯に行くことにした。湯の森温泉、カランのスタジアムにある。

https://www.yunomorionsen.com/

当初は38S$の利用料が高いと思ったけど、実際に行ってみたら納得。館内は清潔で、店員さんは気さく。利用客は多くなく、みんな日本式のお風呂マナーを守ってて快適。主な客層は20〜50代かな?子供も老人もいないのが妙に新鮮。タオルは大小ついてくるし、浴衣も借りれるし、ボディーソープもシャンプーも上質。

肝心のサウナは、思ったほど熱くなくて、熱波師もいなかった(女性用はミストサウナしかないらしい)。だけどサウナと水風呂のループを繰り返したあと、浴衣を着て仮眠室でボーっとしたら、念願のサウナトランスが経験できた。これが涅槃か〜!

結局、その日は14時から19時くらいまでスーパー銭湯にいたのかな?帰る頃には気分が晴れやかになっていたし、その晩は死んだように眠ることができた。

そして翌朝には体調も整って、すっかり元気になった。スーパー銭湯スーパー最高!

Maker Faire Singapore 2017

Maker Faire Singapore 2017

週末に開催されたSingaproe Maker Faireに「もじげん」を出展した。シンガポールMaker Faireには、初回から毎年欠かさず足を運んでいる。うち出展したのは2012年・2014年・2017年の3回、妻の出展に加勢した2016年を含めれば4回だ。

Singapore Maker Faireが楽しいのは、なにより地元のメイカーやサプライヤーと交流できるところだと思う。メイカーは基本的にネットの住民だし、サプライヤーもネットショップが多い。普段は没交渉の人々が、年に1回のMaker Faireでは交流がもてる。そこに喜びがある。

今回とりわけ嬉しかったのは、いつもお世話になっているロボットショップの店長に、サーボモータの使い方を褒められたことだ。僕は、サーボモーターの新しくて美しい使い方を見せたくて、もじげんを作った。それがロボットを商売にするプロに伝わって、心から嬉しかった。

おまいつたちとは、金曜に「久しぶり」と握手して、日曜に「また来年」と言って別れた。これから何を作ろうか。彼らは何を作るのだろう。今から2018年のFaireが楽しみだ。