WiFiの強さ = 酸素の濃さ (TP-Link Deco M4)

春から関東の郊外にある2LDKのマンションに住んでいる。駅に近いほかは誇るところのない部屋だが、夫婦で住むには十分な広さで、生活空間と作業空間が分離できたのは嬉しい。

一方、インターネットに関しては不満があった。長細い間取りの、鉄コン造のマンションでは、無線LANルーター1台でカバーしきれないのだ。人気だからといって買ったNEC無線LANルーターが非力で非力で、居間から遠い作業部屋ではネットが途切れて仕事にならなかった。
じゃあシンガポールの頃はどうしていたか。自分はTP-LinkのPowerline Adapterを使っていた。Powerline Adapterを使えば、電力線がネットワークケーブルになるので、分厚いマンションの壁を越えて、ネットワークを広げることができる。当時は今より広い部屋に住んでいたが、TP-LinkのおかげでWiFiには困ったことがなかった。よって今回もまたTP-LinkのPowerline Adapterを買おうと思っていた。そんな時に、同社のDeco M4に出会った。

Google Wifiが出てから、ずっとメッシュネットワークには興味があった。風呂もトイレもところ選ばず、家中で安定してネットができるなんて、それはまるで夢のようだ。だけど家で使うには「3万円〜」という価格が悩ましかった。そのメッシュネットワークが、Deco M4なら2台・1万円ちょっとで構築できる。そこで、モノは試しにと思って買ってみた。

これが、良かった。もう部屋のどこでも途切れない。PC 3台、スマホ2台、タブレット2台、各種IoT製品がぶら下がってても、まったく不安がない。設定もスマホからスマートにできた。この家に住み始めて、はや7ヶ月。ようやくWiFiの濃い、息苦しくない日々がやってきた。

TP-Linkは、個人的に3Mと同じくらい信頼できるメーカーだ。今後も応援していきたい。家のWiFiに不満がある人は、ぜひ買ってみて欲しい。

アル中じゃなくても、味醂は呑みたい

学生の頃、調味料はシャンプーやトイレットペーパーと同等だった。好んで買うというより、無いと困るから買うもので、いつもスーパーの特売品で間に合わせていた。料理の味付けは、決まって塩と胡椒、そして砂糖と醤油だった。これに麺つゆと味噌が加わることもあったが、ついぞ味醂は買うことが無かった。自分の家に味醂が置かれるようになったのは、シンガポールに渡り、妻と暮らすようになってからだ。だが、自分は味醂を使って料理をすることはなかった。こだわって買ったこともない。それからしばらくして、僕らはシンガポールを離れ、日本へと帰ることになった。新たな門出を祝って、友人が良い味醂を贈ってくれた。この味醂が美味しくて、僕ら家族は、皆やられてしまった。

特に威力を感じたのが、非加熱の調理だった。スーパーで安く売ってるビンチョウマグロも、醤油と味醂の1:1で漬け丼にすると、中トロより美味しくなってしまった。

その後、普通の本みりんに戻ることになったのだが、一度舌が肥えると、どうにも物足らない。それに世の中には、もっと美味しい味醂があるらしい。こうして我々は、本格味醂の世界へと足を踏み入れることになった。

本格味醂は、米と米麹を米焼酎内で発酵させて作るものを指す。米と麹で甘酒を作ったことのある人なら、製法に大体の察しがつくんじゃないだろうか。現在我が家にストックしているのは、愛知の三河みりんと、岐阜の福来純だ。どちらも素晴らしく美味しいが、三河みりんには甘み、福来純は香り、といった個性がある。

本格味醂を使うと砂糖を使わなくなるとは友人の言、奥行きが出るとは妻の言だが、どちらも特徴を言い当てていると思う。わかりやすい甘さでマスキングすることなく、長く続く旨さで引き立ててくれる。しかも、そのまま飲んでも美味しい。昔は本格味醂を正月のお屠蘇に使っていたらしい。本直しと呼ぶ飲み方もある。これは味醂を焼酎で割って飲むやつで、寝酒にいける。

ja.wikipedia.org

本格味醂は、調味料にしては著しく高い。だが酒だと思えば普通だし、探せば安く売ってる店もある。騙されたと思って、試して感動して欲しい。

事務能力の低い人間の働き方改革 (モノが少ないと快適に働ける)

新しい勤務先では、文具ウェブマガジン pen-infoの土橋さんが書いた「モノが少ないと快適に働ける」を参考に、まずは個人用の作業場を作っていくことにした。

大きめの机を使う。机の上には物は置かない。死蔵品を溜めてしまう引き出しもなくす。働き始めの3ヶ月は色々忙しかったけど、少しずつ進めていって、最近ようやく目処がたった。

文具入れ

あいかわらず使い勝手が良いのは、カール事務器のマルチスタンドだ。最低限の筆記具と、ハサミ、付箋、ホッチキスだけを入れている。机に引き出しがなくても十分使える。

参考: カール事務器 ツールスタンド

 

書類入れ

書類の整理はハンギングスタンドとハンギングフォルダにした。日本の組織は未だに紙書類がおおい。しばらく保管しなければならないものは、適当に仕分けして卓上のフォルダに投げ込んでいる。

参考: 現在進行中の案件の書類整理に | 文具ウェブマガジン pen-info

 

工具収納

工具類の収納は、インターネットの知恵を借りて、透明なプラスチックコンテナを使うことにした。自分は大きな部品が多いので、アステージの#13と#25、PS-400を使うことにした。

rabbit-note.com

miso-engine.hatenablog.com

playing-engineer.com

 

ラベルライター

自分は悪筆なので、なにかにつけてラベルライターを利用することにした。予算を抑えるために選んだブラザーのP-Touchは、バッテリー駆動のうえ、選べるフォントがまともでいい。解像度は高くないが、凝視するわけでもないから気にならない。

仕事部屋づくりは、「なんか落ち着かないな〜」とか「あれ、どこやったけな〜」みたいな、くだらない悩みのない環境を作っていくいくことだと思う。これからも少しずつ手を入れて、いい環境を作っていきたい。