取捨選択のこと

ふと自分の習慣に疑問を感じた.僕はなんでハードディスクの容量を余しながら,ファイルを削除するんだろう?昔はハードディスクが高かったから消さざるを得なかった.大学に入って初めて買ったラップトップは8GBしか入らなかった.だから入りきらないデータはCD-Rに焼いていたんだけど,それも手間なので,大半のファイルは消していた.今はどうだろう.ハードディスクは驚異的に安く,その恩恵をうけて僕も500GBのハードディスクを積んでいる.それでいて200GBを余しているにもかかわらず,僕はファイルを消している.プログラム,写真,音楽,映像,ファイルの形式は問わず,「もういいかな」と思ったら消している.きっと僕はファイルを取捨選択すること,吟味することに,面白みや気持ちよさを見いだしていて,それが今も抜けないんだろう.

まぁ今も昔も消すことには変わりないんだけど,その前段階には大きな変化がある.というのも今は「とりあえず」データを取り込んでいるからだ.ストレージに余裕があるので,深く考えずに写真を撮るようになった.音楽だってCDを聞くまえにリッピングするようになった.かつては取り込む前/取り込んだ後に必要に迫られて取捨選択してたけど,今では取り込んだ後に趣味的に吟味が行われている.この変化がまた面白い.

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