からあげカーニバル

中津唐揚げ もり山

横浜のららぽーとで「からあげカーニバル」というイベントがやってたので行ってきました。

唐揚げは、誰がどう作っても美味しくなってしまう長所ゆえに、逸品となりにくい料理です。市販の唐揚げ粉を使って、グラム40円のブラジル産・鶏むね肉を揚げたとしても、サクサクでジューシーなおかずになってしまうからです。そんな唐揚げを逸品にするにはどうすれば良いか。これが、からあげカーニバルの争点だったとも言えます。

あくまで個人的な評価ですが、タフな下味という決まり手で、もり山はこの勝負を制しました。彼の唐揚げは、喉元を通過するとともに、太く芯のある香気を残します。この香気が、食後の充足を促し満たしてくれるのです。つまり香水でいうところのボトムノートが、もり山の下味にはあるのです。ここまで考えられている唐揚げは、なかなか出会うことができません。嬉しいことに東京では学芸大に店舗があるようです。是非、再び、食べてみたいところです。

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