麦から育てる

SARA

 
大学2年生のときにCGを専門とする研究室の門を叩いた。CGアニメとかVFXとかゲームとかが勉強できるのかな。そんな気持ちで入ったら、ぜんぜん違ってびっくりした。ラーメン屋に修行にいったつもりが、製麺所をとおりこして農家だった。それくらい違ったと思う。麦から育てるのか・・・と思うと気が遠くなって、一学期ももたず脱落した。
 
そのラボには、たったの数ヶ月しか在籍しなかったけど、そこで耳にした2つの言葉を、今でも忘れずに覚えている。
 
ひとつは「人生は短いから、向いてないことに時間を割くのはやめましょう」という先生の言葉。もうひとつはPhotoshopが使えるのは技術じゃない、Photoshopを作れるのが技術なんだ」という研究室OBの言葉。
 
15年たっても記憶してるくらいだから、言われた時分は相当悔しかったんだと思う。とはいえ、大学院に入ったら時間を割きたいものが見つけられたし、働き始めてからは麺とスープからラーメンを作るような経験ができている。人生は短いとはいえ、学ぶに遅すぎることは無いし、ありがたいなと思う。
 
ちょっと前に、ピクサーの創業者の回顧録を読んだ。噂に伝え聞く通り、彼らは麦からラーメンを作っていた。ん十年もかけて。それを知れたのが、今の僕には良かった。
 

これから新種の麦を育て始めて、究極のラーメンができるのはいつだろう?10年後?30年後?いつになるかわからないから、とりあえず健康には気を使わないといけないな。そう思うと、年明けからの節制生活にも身が入る。ようやく5kg痩せました。
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