クロスバイクとパニアバッグを買って自転車通勤を始めた

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春から毎日、自転車で通勤している。片道5km、往復10km。歩きたいほど近くはないが、歩けないほど遠くもないという距離を、なるべく楽しく走りたいから、クロスバイクを買った。選んだのはGIOSのミストラル。今回も価格.comの自転車道場道場長のレビューを参考にした。車体はカンザキという大阪の自転車屋から通販で、これに幅23mmのタイヤと、軽いチューブトピークの荷台サイクルあさひのスタンドなどを取り付けた。サイクルあさひのスタンドは、ヨドバシの通販でも買える。

ミストラルは爽快な自転車だ。自分がパワーアップしたかのような気持ちにさせてくれる。疲れないし、危うさを感じさせないので、安心して通勤できる。クロスバイクなので、軽いギアがあるのもいい。職場は1kmの坂の先にあるけど、足を付かずに登り切れる。ロードバイクだったら厳しかったと思う。カルソニックスカイラインのような見た目も、一周していいと思う。

自転車通勤用のカバンにはパニアバッグを使っている。パニアバッグというのは、荷台の横に吊り下げるカバンのことだ。リュックやメッセンジャーは重くて疲れるし、汗で蒸れるし、重心が高くなるから事故りやすい。でもパニアバッグなら、そうした問題から無縁でいられる。自分はオルトリーブのバイクショッパーというパニアバッグを買った。ショッパーとはトートバッグの意味。書類やノートパソコン、水筒や弁当、時には工具や酒瓶なんかも運ぶけど、作りが丈夫なので、安心して運ぶことができる。

極め付けは、荷台から1秒で着脱できるところ。まったくストレスがない。それでいてバッグが走行風に煽られたりしない。一流品ってこういうものを言うんだろうな。素晴らしすぎる。

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オルトリーブのバイクショッパーは、内側に一応のポケットがあるけど、財布やメモ帳やノートPCなんかを突っ込んでると、すぐグチャグチャになってしまう。なので、バッグインバッグを追加した。

自転車通勤を始めた理由については、翌週書いた。

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学問の自由

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教員として働き始めて、この春で3年目になる。初年度は授業準備で、次年度は遠隔対応などで苦しんだから、今年はちょっとだけ、余裕を感じている。

ところで、研究所で働いていたころ「教員なんかなるもんじゃないよ。教員になったら、やりたいことやれないよ」という話を、日本の教員たちからよく聞いた。でも、実際のところ、そんなことはなかったと思う。前職では「やりたいことをやらせてもらえない」ことや、「やりたくないことをやらされる」こともあった。研究員は研究予算で雇用されるため、出資者や予算執行者の意向に沿って研究しないといけない。シンガポールのように小さく強い国だと、その傾向が尚更強かった。一方、教員は違う。職責を果たせば、自分の裁量で研究ができる。研究の質が問われることはあっても、研究の内容や方法に制約は受けない。自由な時間は減ったかもしれないが、学問の自由が確保されている。

自分で確かめないと、真実はわからないものだ。今のところ「教員になってもやりたいことはやれる」こと、そして「日本の教員は不平不満が多い」ことは、確かだ。そして「不平不満が多い理由」も、ちょっとだけ、わかってきた。 

趣味のすゝめ

趣味(ホビー)を仕事にするのは難しいが、趣味で得た経験は仕事に生かすことができる。

今から8年くらい前に、友人の誘いでラジコン飛行機に挑戦したことがある。どうせなら好きな戦闘機を飛ばそうと思い、F4U コルセアを模したラジコンを買った。これが地獄の始まりだった。運動性能が高く、安定性が低く、初心者にはピーキーすぎたのだ。毎朝、出勤前に草原に練習に出かけた。だが数秒飛んでは墜落の繰り返し。墜落=破損なので、毎晩の日課に修理が加わった。

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ある朝のこと。いつものとおりラジコンは墜落した。しかし、その日は水溜りに突っ込んでしまった。機体は復元できたものの、電装がショートして、うんともすんとも言わなくなった。やむなく新しい飛行機を注文して、ついでにPC上で動作するフライトシミュレータも購入した。事前に操縦訓練をしようと思ったのだ。

シミュレータでの訓練中、自分は、とり返しのつかないことに気づいてしまった。飛行機は、飛んでいったら、見えなくなってしまうのだ。いや、まぁ、当たり前のことなのだが。でも、スクリーン上の大空で、わずか数ピクセルで描かれる飛行機をみていたら、妙に白けてしまった。原研哉も驚くくらい、白けてしまった。

結局、これがラジコン飛行機へのストップロスオーダーとなった。以来、ラジコン飛行機には、ぴくりとも食指は動かない。とはいえ、ラジコン飛行機から学んだことは多いのだ。LiPoバッテリーの取り扱いや、ブラシレスモーターの制御、パワーウェイトレシオ、軽量で頑丈な構造や材質について、ラジコン飛行機に挑戦しなかったら学ぼうともしなかっただろう。その知識は、こうしたガジェットにも生かされた。

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趣味は経験を広げてくれる。旅行も同じくらい経験を広げてくれるのだが、コロナ禍の間は望むべくもない。だからこそ趣味に力を入れたい。今年度の趣味は、週に1本ブログを書くことだ。書くことを探して四苦八苦するだろうが、それが自分を広げてくれると確信している。

 

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