車のタイヤを交換した

車のタイヤを履き替えた。前のタイヤがピレリのシンチュラートP7で、交換したのは同じシンチュラートのオールシーズン2だ。オールシーズンタイヤはサマータイヤ+スタッドレスタイヤよりもあらゆる性能が劣るそうだが、タイヤを保管する場所もないし、通勤に乗用するわけでもないし、帰省や旅行の不意な雪で往生しないように、保険的な気持ちで買った。ちなみにオールシーズン2は廃盤らしく、在庫売り切り(?)のおかげで、今はサマータイヤのP7より安く買うことができる。

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自分の車はスペアタイヤを積んでいないので、今回はシールタイヤ(中にパンク修理材が入っている)の中から選んだ。でもパンク修理材を携行すれば、もっと安いタイヤも候補にできたらしい。例えば同じサイズのサマータイヤだと、1本5,000円台からもある。

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自転車のタイヤは履き替えると違いが如実にわかったが、車の場合はちっとも良くわからない。車体そのものの遮音性が高くて、走ってる時のノイズが入ってこないし、ちょこちょこ電子制御も入るので、グリップがどうとかピンとこない。かといって極限状態を試そうという気にもならない。過剰な品質にお金を払ったかもな・・・と思いながら、数万キロを使っていくんだと思う。

濁音時代

「頂き女子」の対として「ギバーおぢ」という言葉を知った時、すぐさま頭に浮かんだのが「濁音時代」だ。濁音時代とは、佐藤雅彦先生が考案した、強いキャッチコピーのルールである。佐藤雅彦全仕事には、こう書かれている。

 

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こうして佐藤先生は濁音の語感の強さを発見し、ジャンジャカジャーン(JR東日本)、バザールでござーる(NEC)といったコピーを作って、ヒットCMを量産していった。

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佐藤先生の授業を受けていた自分達は、その当時から、このルールの不完全さを感じていた。濁音の強さは半ば自明に感じられる一方で、良い濁音と悪い濁音の判別については不問だったからだ。佐藤先生にしか使えないルールにも感じられた。自分達には使いこなせない不満を、「はだしのゲンも濁音時代」「ギギギも濁音時代」といった軽口で吐き出していたのを思い出す。

今、改めて考え直すと、「濁音時代」とは「映像を導く強い言葉」のことなのかもしれない。その言葉が起点になって、キービジュアルや、ストーリーボードが自然に描けてしまうような言葉。だとすれば、やはり「ギバーおぢ」は「濁音時代」だ。

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授業用にメイカーズムーブメントのドキュメンタリーを買ったが...

youtu.be

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大学の授業資料にしようと思ってMakerというドキュメンタリーを買った。クリス・アンダーソンのメイカーズを映像化したような作品だ。

この作品が公開されたのは2014年だが、10年経った現在からすると注釈抜きには学生には見せられないと思った。なぜなら、作品に登場する主だった企業や組織の多くは、今はもう存在していないからだ。たとえば・・・

・Pebleの買収(2016)

www.itmedia.co.jp

・TechShopの破産 (2017)

fabcross.jp

・Maker Mediaの倒産(2019)

makezine.jp

・ローカルモーターズの事業停止(2022)

idarts.co.jp

これらを証左にメイカーズ・ムーブメントは終わってしまった、というのは結論を焦りすぎている。世界ではまだ、こんなにもMaker Faireが開催されているのだ。

makerfaire.com

結局、理念や営利を超えて、愉悦が勝つのだ。楽しい人がいる限り、Maker Faireは続いていく。コミケワンフェスのように、商業と趣味の曖昧な場所が、ものづくりにあって良い。