SPPIOからELを制御するための工夫

これまでのAmagatanaは,ELファイバーのスイッチと起動のスイッチとを別系統にしてきた.これはこれで理由があるのだが,僕がいない場所に所蔵されるとなると話は別だ.なるべく安易に扱えるようにしたほうがいい.というわけで,起動スイッチでELファイバーのオン/オフができるようにした.

こういうときにMOXAは非常に融通が利く.LEDを光らせる要領でSPPIOにつなぎDigital WriteをTrue/Falseにしてあげるだけで済む.
参照:http://uc.sfc.keio.ac.jp/xtel/learning/digital-write.html

しかしながら,どうにもELの発光が悪い.どうもSPPIOから出力される電流がELファイバーを光らせるには十分ではなかったようだ.そこで,橋本商会からトランジスタ(2SC1815)を頂戴して組み込んだ.

データシートはここにあった.
http://www.cntl.kyutech.ac.jp/robocar/2003/references/kurolab/datasheet_kurogi/2sc1815.pdf

C1815 GR31

このトランジスタはNPN型なので次のように繋いだ.
参照:http://www.picfun.com/parttrs.html

MOXA SPPIO→ベース
MOXA VCC→コレクタ
エミッタ→ELインバータのプラス極
ELインバータのマイナス極→MOXA GND

C1815 GR31

これで無事,MOXA VCCが出力する3.3Vの電力をELのインバータに引っ張りこむことができた.
もちろんELは十分に光っている.発熱もほとんどない.無事解決だ.