憂鬱を生きる

朝5時に眼を覚ます。身体が火照っている。寝汗で肌がベトついている。さして気温は高くないのに。不吉な夢を見たわけでもないのに。野菜ジュースで一息入れて、MacBookを開く。すぐさまEngadget Japaneseにアクセスし、WWDCをチェックする。MacBook系の再編成が眼につく。在りし日のiBookPowerBook G4体制を思わせる、実に美しい布陣だ。買い替える予定は未だ無いけど、この布陣でマイナーチェンジして貰えると有り難い。

朝食を摂り、ゴミを出し、自転車で勤務先へと向かう。空気をいれたばかりだから、いつもより足取りが軽い。The SmithsのCemetry Gatesを口ずさみながら、鉄砲道を駆ける。あるスピードを超えたあたりから、身体的で合法的なハイがやってくる。気がつけば口ずさむ曲も、PixiesAlisonになっている。ほどなくして到着する。時間にして20分。

ところで。梅雨が近付きつつあるためか、どうにも友人たちの気分が優れない様子。そんな時は、こういう時期は、パーッと散在したり、力いっぱい運動したり、酒を飲んだり、栄養のあるものを食べたとしても、なかなか活力は取り戻せない。漠然とした憂鬱を抱いて生きるには、生活の中にささやかな新味を取り入れると、過ごしやすいんじゃないかな。食器を変えたり、シーツを新調したり、切り花を生けたり、香水を変えたり。お金が無いなら、爪を磨いたり、髭を整えたり、靴を洗ったりするのもいい。騙されたと思ってやってごらん。気づいたら元気になってるから。

夜はTwitterの皆様方から教えて頂いたレシピを参考に、フライパンで秋刀魚を焼き、炒めた舞茸で味噌汁を作った。これが実にヘルシーで美味い。よもやTwitterで、このような喜びが得られるなんて思いもしなかった。それだけに感動は一入。