罪と罰

遂に読み終えた。陰鬱で懊悩とした小説かと思いきや、沸々と力が漲ってくる小説だった。強く逞しい小説だった。生きる。ただそれだけのことが難しい人にこそ輝く本じゃないかな。今、切実に理解できるこの歳まで読まずにいれたことを、むしろ祝福したい。うん。素晴らしい一冊だった。