9月は怒濤だった。ドークボットのち、ウィーンで展示→東京で展示→学会で発表→研究で徹夜→未来サミット(これは飲み会)というスケジュールを駆け抜けて、あっというまに月末まで来てしまった。ここしばらく、なにを考えてきたか。残念なことに、ほとんど忘れてしまった。それでも1つだけ、覚えているのは「話」についての漠然と。
僕らは工具や道具なしに、なにひとつできない仕事をしている。だからこそ、なにも手にしてない状況でも、人の心をフッと軽くできる話ができたら良いなって思う。綺麗な声で、滑舌よく話すには、人間の身体的な個性に大きく左右されるけど、それ以外は努力、つまりは経験で何とかなる気がする。だから、経験値をあげるためにも、発表する機会を積極的に受け入れることにした。
今のところ掴んだコツは、当然と言えば当然だけど、相手の顔を見て話すこと。これは車の運転と一緒。前を見ないと、聞いてくださってる方の機微が掴めないから。それでも、ちょっと込み入ったことを話そうとすると、発表資料の方を見てしまいがち。でもそれって、自分の言葉になってない証拠なんだな。自分が理解してないものは、聞いている人も理解できない。だから、そこは前もってチェックしておく。そして噛み砕けないうちは組み込まない。今のところは、そこは明らかだなって思った。
おまけ:Sound CandyとLIFEシステムをつかって連携するAMAGATANA。Sound Candyの柔軟さは素晴らしいですね。