D論2

先週の土曜日に公聴会を通過.あとはD論完成→学位申請→最終試験→教授会の一存というドミノ倒しのみ.問題にして難関はD論公聴会では,自分が考えていることを思いっきり吐露したドラフトを提出したため,その克服が課題となってしまった.やはり博士をとるには,最低限の文章作法を守らなければならないらしい.公聴会に落ちたら大学院を辞めるつもりでいたんだけど,あいにく首の皮一枚繋がってしまった.こうなっては引くにも引けない.とにかく最速で脱出できるように,再び論文に集中する日々を送っている.

公聴会前に書いたドラフトは確かに酷い出来だったかもしれない.だがその作業は,僕にとって実に有意義なものだった.というのも,ここ3年の取り組みを必死に思い出し,嘘偽りなく文章にしていくことで,自縄自縛の原因に気づけたからだ.同時に,自分は何をしたくて博士課程に入ったのか,その初心を取り戻すこともできたのだ.これは非常に大きな収穫だ!