全部大学の図書館で借りた。
- 藤森照信建築
久々に興奮した一冊。高過庵のjpgを目にして度肝を抜かれた瞬間を思い出した。冒頭エッセイの「モダン建築は構造を隠さない」という記述にハッとした。僕がモダン建築が苦手な理由は、たぶんそこなんだと思う。たしかに構造むき出しの建築は、恐竜の骨格標本だったり、船のマストにも似てカッコよくはあるんだけど、長く見てると疲れてしまう。現にシンガポールにはそういう建築が溢れていて、視覚が荒んで仕方がない。その点、藤森さんの建築は対照的。だからこそ思いのほか興奮したんだと思う。赤瀬川原平の寄稿も良かった。いつか買う。
- 「坐」の文化論
ヨガと坐禅とでは脚の組み方が違うことを初めて知った。ヨガの場合、下側の足の踵を会陰(陰茎と肛門のあいだ)に押し当てて、前立腺をちょっと刺激するんだとか。同僚のインド人に聴いた話では、そもそもインドは禁欲的でないみたいだし、そこがちょっとした驚きだった。
- 超クソゲー
たけしの挑戦状以外、ほとんど知らないゲームばかりだった。ときメモをバロウズと関連付けて解説してたのには笑った。
- Robot Builder's Sourcebook
洋書。ロボットを作るためのパーツや工具のメーカーが並べられたタウンページみたいな本。これの日本版は是非作るべきだとおもう。
- Playgrounds Design
洋書。最初に児童遊園をデザインするときに注意する点がまとめられていて、残りは世界中の面白い児童遊園のカタログになってる。児童遊園って確かに面白くはあるんだけど、そうした場所での遊びってスペシャルだと思う。僕が子供の頃って、街の退屈な公園とか、裏道とか、廃車置場とか、橋の下とか、ボロ家とか、そういうとこで遊んでたし、そういうとこで遊べる遊具を持っていった気がする。そんなリッチじゃない場所でも、リッチに遊べるものをつくることのほうが興味ある。
- 野生の思考
博士課程の頃に読もうとして忘れてしまった一冊。昨日から読み始めた。もう少し読む。