からだのこと

MacRitchie Reservoir Park

シンガポールに戻ってすぐ猛烈な下痢に見舞われた。それからずっと胃腸が最悪だった。もちろん医者に診てもらった。でも結果は判然としなかった。念のため漢方やビオフェルミンを飲んでみた。糠に釘だった。常に内臓がグルグルしてて、仕事にも力が入らない。ただ三月は時間だけ過ぎていって、滅入るところまで滅入ってしまった。

それでもせめてできることをやろうと、すこし生活を見直すことにした。病院でもらった血液検査の結果がきっかけだ。シンガポールに来てからというもの、ほぼ無休労働・三食外食・暴飲暴食・運動皆無、といった不摂生を続けてきた。それがたたって、僕の肉体はやばい状態に差し掛かっていた。見なおすべき生活は、もう教科書通りのフルコース。食事を減らし、少しでも体を動かし、飲むなら蒸留酒を飲み、休日は休日らしく過ごすこと。。。

休日の過ごし方は難題だった。というのも仕事の合間に休めないタイプだからだ。いろいろ悩んだあげく、岐阜で金華山に登っていたことを思い出して、自然保護区でトレッキングを始めた。蒸し暑いのはたまらないが、熱帯雨林の中を、虫や鳥の音を聞きながらヘトヘトになるまで歩くと、どこか遠い世界にいける感じがしていい。時折、思い出したように自然の写真を撮るのも楽しい。そういう生活を2週間ほどすごしていたら、だいぶ身体の調子が良くなってきた。

そう。つまるところ、何がいいたいかというと、遂に僕はオッサンなのだ。社会人二年目なのにな。