甘酒を作った

 
粥と麹を混ぜた段階。


一晩保温して完成した甘酒

美味しいどぶろくを作るには、米と麹だけの旨味を知る必要があると思い、甘酒を作ることにした。
http://www.isesou.co.jp/kouji/recipe.shtml#amazake

作り方はえらく簡単。まず1合の米を3合分の水で炊き、お粥をつくる。この時、小さい釜だと吹きこぼれるので注意。(現にうちのは3合炊きの電気釜なので、思いっきり吹きこぼれた。なので次回は2合分の水で炊くと思う。)

次に、釜にミネラルウォーターを注ぐ。目的は2つあって、ひとつは麹が活動できるように温度を下げるため。もうひとつは保温中の粥の流動を良くするため。だいたい風呂の湯加減くらいまで下がればいいと思う。シャバシャバにする必要はない。

その後、ばらした乾燥麹200グラムを釜にいれて、スプーン等でよく混ぜる。そして蓋がわりに濡れタオルをかぶせ、炊飯器の保温モードで一晩放置する。保温中は、時々かき混ぜたほうが品質は安定するそうだが、あまり神経質になる必要はないと思う。

そして翌朝。かぶせたタオルをめくると、ちゃんと甘酒ができてていた。炊飯モードで煮詰めて、マグカップにおたまで注ぐ。酒粕ベースと違って、お酒っぽさはみじんもない。ご飯の旨味が、そのままとろけ出したような感じ。これこれ。この感じがどぶろくに欲しかった。まるでカスタードクリームみたいなお酒を、僕は作りたいんだ。

今朝は朝ごはんがわりに、甘酒をカップ2杯分飲み干した。残りはタッパーに入れて、最近入手した中国系どぶろく用の酵母と混ぜあわせて、冷蔵庫で保管することにした。はてさて酒はできるのだろうか。醸造生活はまだまだ続く。