プレゼンテーションのエッセンス

大学一年生のときに、僕はプレゼンテーションのやり方を大学でならった。授業でプレゼンを習うなんて...と思う人もいるだろうけど、ピアノの弾き方、絵の描き方、映像の撮り方と一緒で、教わったほうが早く身につくし、身についたら一生忘れない。いまでも十分役立っているので、いくつかエッセンスを、ここに書いておこうと思う。

スライドは無いほうがいい

プレゼンテーションは、スピーチとほぼ同じだ。伝えたいこと、理解してもらいたいことを、相手の目を見て話すのが第一だと思う。だから、スライドは極力無いほうがいい。スライドがあると、聴く人の視点が話す人の目を向かなくなってしまう。こうなるとコミュニケーションが成り立たない。

スライドを作り込む前に、原稿と構成を練ろう

パワポは簡単だけど、いくらでも作業時間を食べてしまう。その前にやることをやっておこう。

言いたいことは原稿なしに言えるようにする

自然に話せないような難しい言葉を使う必要はない。相手に伝わる言葉、かつ自分らしい言葉を選べばいい。そういう言葉を探すには、なにより練習が大事だ。たとえ時間がなくても、最低1度は練習したほうがいい。そんな時間もないのなら、実際に声に出しながら原稿を作るとか。

言葉で伝わりにくいもののために、スライドを使う

百聞は一見にしかずじゃないけど、言葉で説明すると何分もかかったりするときがある。そういうときは、グラフや写真や数式や映像を使う。最適なメディアを使えばいい。

パワポのコピー=配布資料ではない

パワポが便利すぎるせいで、全ての情報をパワポに詰め込んで、それを配布資料にする人が増えている。配布資料が無いよりは良いかもしれないけど、何十枚ものスライドの写しを貰うより、A4の1枚の企画書やレジュメを貰ったほうが、さっと理解できるし、あとでゴミにならない。

スライドを作るなら、きちんとレイアウトする

プレゼンするとき、寝癖がついたまま、パジャマのままで行きますか?スライドも同じ。身だしなみは整える。汚いレイアウトで、聴衆を不快にさせちゃいかん。