やる気を失わせるもの

給料をもらって6年目ともなると、労働の喜怒哀楽も一通り体験した気がする。僕はマイペースに働いているので、だいたいの瞬間は楽しくやれている。でも時々、なんだかなぁ〜と思う瞬間がある。いつか自分がラボを持った時に、同じ轍を踏まないように、ここに書いておこうと思う。

「あれは俺がやった」

いわゆるアレオレ詐欺だ。マネジメント系の上司が言い出しやすい。確かに研究環境の管理という点で関わってはいるけども、研究の中身には関与していない。助言も指導もない。新作映画の試写会で「この映画は俺が作った」と映画会社の社長が連呼し始めたら、みんなどう思う?アレオレ詐欺に出くわすと、チームプレーが成り立たなくなる。大学で働いていると「あいつはワシが育てた」に遭遇することも多い。こういうことは、自分から言い出したら負けだ。

流行に敏感すぎる

VR, IoT, Fintech, などなど。大企業なら、流行を敏感にキャッチして、物量作戦で展開するのもいいと思う。だけど大学の研究やスタートアップの強みって、流行の素になるような技術や表現を作ることだと思う。「流行に乗ればいいじゃん・予算が取れればいいじゃん」的な空気が職場に漂うと、新しいことやろうという気が薄れる。

相乗り

Win-Winの関係とは、先行している何かに相乗りすることなんじゃないか。負ける確率は減るかもしれないが、相乗りされた側がハンドリングできなくなると、プロジェクトへの情熱が失われ、プロジェクトが失速する。船頭多くして、舟、山に登るというし、研究機関には向かないのではないだろうか。

夢のないKPI

自分の夢や研究所のビジョンを実現するためのマイルストーンとしてKPIを設定するのは大いに有りだと思う。そうじゃないKPIは、自分が怠けていないことの証明や、他人より秀でていることのアピールにしかならないし、目指すのも空虚、達成しても空虚である。