2022-01-17 うつくしきもの 感じたこと 二つ三つばかりなるちごの、急ぎてはひくる道に、いと小さきちりのありけるを目ざとに見つけて、いとをかしげなる指にとらへて、大人などに見せたる。いとうつくし。 清少納言「枕草子」https://manapedia.jp/text/1668 より 我が子は、いままさに「いとうつくし」期にいる。よちよちと歩き、時々しゃがみ、目に見えないほどの塵芥を摘みあげ、「どうぞ」と親に手渡してくる。その可愛さを汲み取った清少納言の観察眼にも驚くが、千年たっても子供の動作に変わりがないのも驚きだ。