蘇る助教授

海外の大学で働く日本人が、Assistant Professorという職位を助教授と訳してたりすると、なんか胡散臭く感じる。というのも助教授という職位は現代の日本に無いからだ。かつての助教授を、今は准教授と呼ぶ。英語にするとAsssociate Professor。同時期に、Assistant Professorにあたる職位は、助教と呼称されるようになった。

一方、日本の助教はAsssitant Professorとコンパチではない。授業をもたない助教、自身が主宰する研究室をもたない助教もいるからだ。彼らはAssistant Professorではなく、Research FellowやResearch Associateなどと訳すのがふさわしいと思う。

その辺のもやもやがあるから、助教授と言いたくなるのかもしれない。でも、だったらカタカナでアシスタント・プロフェッサーで良いんじゃないの。死んだ名前を蘇らせるよりかは。