九龍城

昨晩は池袋の九龍城(?)にて一夜を明かしたため、今日は二日分の日記を。

土曜日は夕方より恵比寿で研究室のOB/OG会が予定されていた。それまでの時間を有意義に過ごそうと思い、一足先に東京へと出向き、日本橋三井記念美術館へと足を運んだ。玉井師(※)に勧められた「茶の湯の名品展」を閉幕する前に見ておこうと思ったからだ。東京駅から八重洲口を出て日本橋を渡り、三井グループが軒を連ねる通りにでる。マンハッタンから若々しさを抜いたら、こんな感じなんだろう。三越本店を越えて美術館に入る。

展示されていた作品は相当量あったが、僕は小堀遠州の書を装丁した掛け軸が気に入った。書の書かれた千代紙程の紙が、表装の中央から下方にオフセットされてるあたりが面白い。また表装の配色も現代風で、渋みに溢れた展示会場の中で、ひときわ華やかに感じることができた。他では「伊賀耳付花入銘業平」が確かに良かった。キラキラでゴツゴツとしたテクスチャはウシガエルのようでグロいのに、なぜか親しみや暖かみが感じられる。おもしろい逸品だ。

美術館を出て、八重洲、京橋、銀座と歩いて地下鉄に乗り、OB/OG会へ。友人らと盃を交わし、近況を報告しあったりして、始終楽しく時を過ごす。その後、いつもの面々と五反田へ移動し、ホルモンを焼き、僕は終電を逃し、池袋の後輩宅で飲み明かし、朝を迎えた。

日曜日。湘南新宿ラインで家に帰る。帰宅後に少し寝て、豪雨につき大学へ行くのも躊躇われ、せっかくだからカラマーゾフの兄弟を読み続けることにした。そして、ようやく二巻目の終盤まで読み終えた。ドストエフスキーの小説は一節一節がスローでヘビーだ。なのにストーリーにドライブ感がある。緩急がある。この調子だと最終章まで読み終えるには、あと1週間は必要。でも、これから1週間は確実に楽しめるんだから、嬉しいことだ。

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