感じたこと
AppleがHMDを出荷したら、カフェでもHMDをつける人が出てくるのだろうか? ブルーボトル日本開店おめでとう。西海岸で飲む、いつもの味。僕にとって新鮮みがないことが、成功の証だと思う。 #coffeecount http://t.co/JDyouh0PG1 pic.twitter.com/KUqf1CGYdp…
古い作品を作り直していて、そろそろプロトタイプという概念を捨てても良いんじゃないかと思うようになった。自分はデザイン思考を通過してガジェットを作り始めたため、作品とはコンセプトであり、プルーフ・オブ・コンセプトとしてプロトタイプを作ってき…
習字、ピアノ、ラグビー、算盤・・・。自分はいくつも習い事をしたが、そのほとんどが身についてない。むしろ習わなかったことのほうが、今の自分を形成している。なので自分の子供の習い事は、学校の勉強を補うほかは、趣味としてやってもらえればいいと思…
底辺医療者の5類に移行するから吐いておこうっていう場所 より あとはネットでよく見かける「つよいくちょうのいしゃとかんごし」これも嫌い。 嫌いというか愛憎入り乱れてる。 たしかに良いぞもっとやれって思う時もある。もっと無知蒙昧で下劣で低俗な市民…
同世代の人間が家を買うようになって久しいが、自分もいつか家を買う日が来るのだろうか。魅力的な街で働いていたり、お金に余裕があったり、相続するものがあったりすれば、積極的になれるのかもしれないが、自分はどれにもあてはまらず。もう少し通勤が楽…
連休の最中に42歳になった。子供のころは、平日が1とすれば、誕生日には100くらいの価値があったけど、今は1.002くらい。35歳を超えたあたりから、今、自分が何歳かという自意識すらなくなってきて、中高年という芒洋さを、ただただ動いている感じ。ジェネリ…
ここ最近は週末も制作に励んでいる。昔から休日出勤する時は電車の中でEMINEMを聞いている。そのことを妻に言ったら大爆笑していた。 www.youtube.com 休みなく働くというのは、どこか生活のゆとりのなさを感じさせるが、実際のところは、ゆとりの現れなんだ…
古い作品を作り直している。当時は3Dプリンタやレーザーカッターへのアクセスが十分にできず、制作費も乏しかったので、そのぶん知恵を凝らしてやっていた。犠牲になったのは作品の耐久性や完成度で、今はそのツケを払っている感じがする。成長した技能と、…
潜るように沈むように働いている。底になにがあるのか、まだよくわからない。息継ぎもできないでいる。 今の大学で働いて、気づけばもう4年だ。同じ春に入学した学生が、つい先頃卒業し、学舎から巣立つのを見届けて、それだけの時間が経ったんだと改めて思…
自分は現職で「うつろいの研究室」を主宰している。 The Utsuroi Lab これまで自分は「変わるもの」「変わったもの」を作ってきた。傘が刀になったり、鞭が剣になったり、立方体が回転したり。理由を問われると、返答に困窮するが、ひとつにロボットアニメに…
www.asahi.com 文化庁メディア芸術祭が唐突に終了した。自分にとって文化庁メディア芸術祭は夢の舞台だった。ゲーム監督の小島秀夫や映像作家の田中秀幸らに対する憧れが、作品を応募する強烈な動機だった。大学の先輩の後ろ姿が、夢は叶うと信じさせてくれ…
macaro-ni.jp 子供の頃から大嫌いだったトウモロコシの美味さに開眼した。近所の農園で採れたゴールドラッシュを食べたとき、稲妻が落ちたような感動があった。皮が薄く、ジューシーで、果物のように甘い。採取当日のものは、とりわけ美味い。 ゴールドラッ…
ドイツでは博士号をもたない人がドクターを名乗ると警察がくるらしいけど、日本では普通じゃない人が普通を名乗って本を出している。 例えば青学陸上部の原監督である。氏は「フツーの会社員だった」という本を出してベストセラーになった。一方で同氏の「逆…
久々にデスクトップを使い始めた。M1のMac miniだ。最後にデスクトップを買ったのは2005年だから、はや17年ぶりである。その時に買ったのもMac miniだった。CPUはG4だった。 久々のデスクトップで感動したのは、デスクが広く使えるようになったことだ。これ…
満5歳を超えたiPhone 7のライトニングがへたってきた。ソケットをいくら掃除しても改善しないので、ケーブルのホームボタン側にマスキングテープを貼ったら端子が密着できたようで、ちゃんと充電できるようになった。ケーブルをグニグニしたら充電できる人は…
妻に勧められて中室牧子の学力の経済学を読んだ。1ヶ月くらい前に読んだのでだいぶうろ覚えだが、「子供は〜すべき」という常識に囚われず、大人と同じ待遇をしたほうが良い成長が見込める、という論旨だったと思う。むしろ鮮烈に記憶に残っているのは、次の…
自分は公私ともにScrapboxを愛用している。そのScrapboxの発明者の増井先生は、自身の専門であるユーザインタフェース研究について批判的なエッセイを幾つも書いている。 ユーザインタフェースの研究を行なってる人達が、これまでのユーザインタフェース関連…
今年の正月は実家に帰れたので、2年ぶりに初詣にいっておみくじを引いた。 昨年は表立った成果は何も出せなかった。精を入れて仕事ができるようになったのは、この記事を書いたあと、子供が1歳になった頃だろうか。以来、根を詰めて作業をしていて、自分の中…
知床遊覧船が転覆し、多数の死者が出るという痛ましい事故があった。以前は自分もよく旅をしていたし、旅先で遊覧船に乗ることもあった。 旅先でのアクティビティは、公式WEBサイト、そしてガイドブックやネットの評判で決める。下記が件の遊覧船のWEBサイト…
親になると、子供と伴走して生きるから、人生の2周目を走っている気分になる。懐かしい絵本に出会うと、特にそう感じる。一方で、知ってはいても見たことのなかった作品にも遭遇する。例えばアンパンマン。アンパンマンの放送開始は1988年。自分はすでに小学…
何年も前から耳にしていたけど、MacBook Proのキーボードの一件で、修理する権利の大事さを実感した。 jp.ifixit.com 欧米は進んでいるもので、すでに修理をする権利を反映したガジェットが出ているらしい。こちらは全然知らなかったけど、すごく気になる。 …
exyk.hatenadiary.com 昨年度は週に1本を目安にブログを書くことを趣味にしてみたが、気づけば66本も書いていた。春は気負って長文を書いていたけど、秋から短文でも良いことにして、それが本数の増加につながった。記事を増やしてわかったのは、このブログ…
海外の大学で働く日本人が、Assistant Professorという職位を助教授と訳してたりすると、なんか胡散臭く感じる。というのも助教授という職位は現代の日本に無いからだ。かつての助教授を、今は准教授と呼ぶ。英語にするとAsssociate Professor。同時期に、As…
年末に、こんな日記を書いた。 exyk.hatenadiary.com あれから4名の著作をひととおり読んだんだけど、(自分にとっては)與那覇潤がぶっちぎりで面白くて、現在までに4冊読んだ。もはや與那覇ブーム。文章も読みやすいけど、トークも光ってるんだよな。生で聞…
www.nikkei.com 理工系の場合、修士課程を出てすぐ博士課程に入るより、まずは企業に就職して、それから博士号を取得したほうが、人間としての自立が早いと思う。日本には論文博士というお得な制度があるので、使わない手はない。 こうした社会の支援や制度…
NHK教育がEテレになったあたりから、NHKにも面白い番組が増えたけど、自分は昔から、そういうの民放がやればいいと思っている。NHKが巨費をかけて、無駄に高品質にやってしまうから、民放はやるにやれなくなるんじゃないのかな。 多少わかりにくくても、NHK…
二つ三つばかりなるちごの、急ぎてはひくる道に、いと小さきちりのありけるを目ざとに見つけて、いとをかしげなる指にとらへて、大人などに見せたる。いとうつくし。 清少納言「枕草子」https://manapedia.jp/text/1668 より 我が子は、いままさに「いとうつ…
伊集院光のらじおとが年度末で終了と知って、新年早々、深く落ち込んでいる。 www.nikkansports.com 予兆はあった。昨年の新井アナの降板から不穏さが漂っていた。先週の馬鹿力では円楽から楽太郎を貰おうとした話なんかをして、暗に進退を匂わせていた。そ…
歴史学者の呉座氏がテニュアを取り消されるという事件が起こり、自分も同年代の大学人として気が気でない。ただ、そのおかげと言っていいのか、與那覇潤とベンジャミン・クリッツァーを知った。まず1冊、與那覇の「知性は死なない」を読んだ。次はクリッツァ…
SIGGRAPH Asia 2021を見に行ってきた。昨年はSIGGRAPHとSIGGRAPH Asia、両方で作品が採択されたのだが、あいにくのVirtual開催だった。Physicalの参加は、実に3年ぶり。その時も会場は東京国際フォーラムだった。2018年と比べれば閑散としているとはいえ、そ…