最近、こういうエントリを読んだ。
自分が自分用に子乗せ自転車を買うとすれば、彼と同じように電動アシストのついていない普通の自転車を買って、それにチャイルドシートをつけたと思う。例えばスーリーのチャイルドシートなら、シートチューブにマウントできるので、トップチューブの低い26インチか700Cのバイクを買って、こういう風に乗るだろう。
Thule RideAlong Lite | Thule | 日本
ただ、それは自分が自転車を弄るのが好きだからという話で、そうでない家族が乗るのであれば、無事をとって日本製の電動アシスト自転車を選ぶ。というわけで、昨年の今頃、パナソニックのSWを妻子用に買った。
あれから1年が経ち、子供は三歳になったが(おめでとう!)、SWは実に快調に使われている。メンテナンスというメンテナンスは、時々チェーンに油をさして、タイヤに空気を入れるくらい。坂道なら自分のダホン(20インチ・8段変速)よりずっと早く、漕ぎ出しもスムーズでふらつくことがない。なにか困ったことがあったとしても、パナソニックだから、普通の自転車屋さんで見てもらえるのがいい。
SWは安い。装備はいたってシンプルで、変速装置はついておらず、バッテリー容量が半分で、二人乗せにも対応していない。そのうえ馬蹄鍵ではなくワイヤーロックだ。だが、そのぶんSWは軽い。チャイルドシートなどのオプションをつけても一般的な子乗せ自転車の70%くらいしかない。車体の軽さは、降りてから自転車を取り回すときに、圧倒的に有利だ。ちょっとした段差を乗り上げたり、駐輪場で位置を整えたりするときに、「よいしょ!」の負担が小さくすむ。
そもそも自転車に置いて軽さは大正義のはず。ロードレーサーなら100gを軽量化するために1万円をかけたりする世界なのだ。なのにSWはダントツに安くてぶっちぎりに軽い。費用対効果が下克上を起こしているので、圧倒的におすすめできる。