ステラークは笑う

5月20日から、マリーナベイサンズ併設のアートサイエンスミュージアムHuman+という展示が始まった。その関連イベントでステラーク(Stelarc)の講演があったので、友人たちと行ってきた。

ステラークを知ったのは、ちょうど10年くらい前のことだ。出展したイベントのパンフレットに、サイバネティックアートの草分として、Third Handが掲載されていた。

その後、同じ作者が腕に耳を埋め込んだり釣り針で身体を吊り上げたりロボットにダンスさせられたりしているのを知って、びっくりした。サイバネティクスは、一方向からの切り口にすぎなかった。むしろオーストラリア在住だけあってMAD全開だった。そんな氏の狂気の片鱗は、笑い声にも現れていた。

ステラークが「んむふふふ」と笑うたび、会場はどよめき、そして笑うほかなかった。久々に、一撃を感じた講演会だった。面白かった。その日は高須さんチームラボの展示を案内してもらったりもして、総合的に刺激的な1日だった。

 

最後に宣伝。2017年の新作ができました。どうか、ご笑納ください。