バプール

バプール

14日からリバプールに滞在中(http://www.fact.co.uk/2009/space-invaders)。暖冬の日本とは打って変わって極寒で、ウィンドブレーカーの上にダウンジャケットを羽織る始末。昼は短く、しばしば冷たい雨が降りつける。モリッシーが引き篭もっていた理由が、なんとなく解る気がする(彼はマンチェスターだけど)。

Art In Liverpool(http://www.artinliverpool.com/)主宰のミナコ・イアン夫妻に取材して頂いたご縁で、近隣のアートスポットを教えてもらい(ミナコさんには通訳もして頂きました。本当に有難うございます!)、暇な時間はもっぱらそれらを散策している。Bluecoatのサウンドインスタレーション、ウォーカー美術館のコンテンポラリーアート。それらからインスピレーションを得て、ノートにアイデアを書きなぐる。そうそう。僕が見に行ったときは動いてなかったけど、あのTurn the Place Overにも出会えた。こういうことやれるの、凄いし、羨ましい。

で、海外に来るたびに思うんだけど、僕以外のアーティストって、実にアーティスト然としてるんだよね。「アーティスト然」ってのは、「美容師みたいなカッコをしてる」って意味じゃなくて、「しっかりしてる・堂々としている」という意味で。僕はそういう態度にまったく欠けているので、知らないうちに損してるかもしれない。今後は、欧米のアーティストの(今の僕からすれば無駄に)堂々としている感じを、取り入れていくべきかもしれないな。謙虚であることと、堂々としていることは、両立するはずだ。

最後に、買ったばかりのKiss X3で撮影した映像を。CompressorでAIC 720Ppに変換した後、Final Cut Expressで編集。MacBookでもサクサクいけるから驚き。ノイジーなのは、夜だから仕方ないよね。