週末に家族で自転車に乗って市立図書館まで行った。いつもは妻専用の電動自転車に子供を乗せているのだが、この日の帰り道は妻と自転車を交換し、自分が子を乗せて帰ることにした。秋風の中、子供と一緒にポケモンのエンディングを歌いながら、すがすがしい時間を過ごした。周囲の子供たちを見ていると、我が家ももう少ししたら、自分の自転車を持つようになるんだろうな、とふと思った。もうすぐ終わってしまうこの楽しさを、駆け込みではあるが、味わえて良かった。
しかし自転車に二人乗りなんて、中高生の頃以来だろうか。「ロッカク」という棒の名前も思い出せず、思わずググってしまった。こうした楽しみが安全のためとはいえ、大人になれば禁止されてしまう。そうしたものが、なにか世の中を退屈にしているんだろうな。